コラム凹み(デント)はどこにできると痛いのか
凹み(デント)は見た目だけの問題か、それともすぐ修理すべきか。計算機の中のB♭テューバに深さ25%の凹みを25か所つくって調べたところ、25点のうち24点が知覚の目安5セントを超えました。ただしこれは全周が一様にへこむ計算で、実物の片側だけの凹みならセントの動きはひと桁小さくなります。
コラム弦楽器の音域一覧|ヴァイオリンからコントラバスまで、どこからどこまで出るのか
ヴァイオリンのG3からコントラバスのE1まで、4種類の弦楽器の最低音・上限・調弦・人数を一覧にしました。最低音は調弦で固定される一方、上限は楽器ではなく奏者と曲が決めます。その非対称を音響設計の側から読み解きます。
コラム9月12日はテューバ(チューバ)の日|今改めて学ぶテューバの歴史、初心者からマニアまで
9月12日は「テューバの誕生日」としてSNSで話題になる日です。由来は1835年にプロイセンで認められたバスチューバの特許。なぜその時代に生まれ、どうオーケストラの椅子にたどり着いたのか。世界初の協奏曲を初演した奏者から現役の各国首席、日本の奏者まで国内外の名前を出典つきで並べ、独奏曲とオーケストラの重要曲も整理しました。誕生日の日付そのものに諸説あるというマニア向けの話まで、一本にまとめています。
コラム四部合唱(SATB)とは?合唱は4パート、オペラは6声種に分かれる理由
合唱は4声、オペラは6区分。同じ声の高さを扱いながら分け方が違うのは、和音を配る目的と役のキャラクターを表す目的の違いによります。両者の対応関係を比較表で整理します。
コラム吹奏楽の楽器配置はなぜオーケストラと違うのか|金管の座る位置と音の向き
オーケストラと吹奏楽は楽器の顔ぶれが近くても、配置の考え方はまったく別物です。弦楽器がいない分をどの楽器で埋めるか、そしてベルの向きが客席への届き方をどう変えるかを、比較表と音響設計の視点から整理します。
コラムピアノのペダルは3本とも何をしているのか|ダンパー・ソステヌート・シフト
ピアノのペダルは3本とも役割が違います。右は音を伸ばすだけでなく弦の共鳴で音の成分を増やし、左は音色を変え、真ん中はグランドとアップライトで機構自体が別物です。
コラム打楽器奏者は1曲で何種類持ち替えるのか|オーケストラの打楽器セクション
打楽器は「ひとり一楽器」ではありません。譜面にはパート番号だけが書かれ、担当は奏者どうしで決め、配置と移動の動線まで含めて1曲が組み上がる仕組みを、演奏する側の視点から解説します。
コラムメゾソプラノとアルトの違い|ソプラノとアルトの間の声・音域はラ〜ラの2オクターブ
「ソプラノより低い声」を探しても答えが少ない、メゾソプラノとアルトの違い。音域ではなく音色と役どころ、そしてオペラのズボン役という舞台の仕組みから、演奏する側の視点で丁寧に解説します。
コラムホルンはなぜ「難しい楽器」と言われるのか|倍音列から見た理由
ホルンが音を外しやすいのは技量の問題ではなく、管が長く実用音域が倍音列の詰まった帯域にあるという楽器の構造上の理由です。