コラムグランドピアノとアップライトは何が違うのか|構造と音の出方
グランドとアップライトの違いは値段や大きさではなく、弦と響板が水平か垂直かという構造にあります。ハンマーの戻り方と音の抜ける方向を、音響設計の視点から解き明かします。
コラム声種とは?決め方は音域・声質・換声点の3つ|同じ音が出ても声種が違う理由
声種は音域だけで決まると思われがちですが、実際は音域・声質(音色や倍音の乗り方)・換声点(パッサージョ)の位置という3つの要素が重なって決まります。
コラムティンパニはなぜ音程があるのか|他の打楽器と何が違うか
太鼓なのになぜ音程があるのか。膜の震えはばらばらな響きの集まりですが、膜といっしょに動く空気と下の釜がその並びを整えることで、耳にはひとつの音程として届きます。ペダル調律の仕組みまで段階を追って解説します。
コラムカップが深いと暗い音になるのか
「深いカップは暗い音になる」という話を、マウスピースのカップ容積を0.6〜1.4倍に振って計算しました。音色そのものはこの計算では扱えず確かめられませんでしたが、音程には差が出ました。いちばん浅い形といちばん深い形で、音によって8.4〜23.2セント動きます。動き方が音ごとに違うので、いちばん動く音といちばん動かない音で14.7セント開きました。
コラム金管楽器の音域一覧|トランペットからテューバまで、どこからどこまで出るのか
トランペットからテューバまで、5つの金管楽器の実用音域を一覧表で整理。基音とペダル音の違い、そして音域の上限が楽器の構造でなく奏者に依存する理由を、テューバ奏者の視点でまとめました。
コラムテノールとバスの違い|男声で一番低いのはバス(E2〜E4)、間はバリトン
テノール・バリトン・バスの境目は音域だけでは引けません。決め手は換声点と声質、そしてオペラで声に託される役どころの型を、演奏する側の視点から解説します。
コラムピアノは打楽器なのか弦楽器なのか|分類が割れる理由
ピアノはハンマーで弦を叩く打弦楽器。楽器分類の体系では弦鳴楽器ですが、オーケストラの現場では打楽器奏者が担当することもあります。答えが割れる理由を分類の目的から解きほぐします。
コラムストーブパイプは音が締まる、急拡大は明るい、は本当か
「ストーブパイプは締まる、急拡大は明るい」という言説を、ベルの開き方(フレア指数)を4段階に振って計算しました。低い音(モード2)は34.1セント動きますが低次と高次は逆向きに動き、高次側(モード9以降)でいちばん高い山の位置そのものはどの形でも動きませんでした。ただし外へ出ていく音の明るさそのものは、この計算では判定できません。
コラム金管楽器と木管楽器は“材質”で分けているんじゃない|分類の本当の基準
サックスもフルートも金属でできているのに木管楽器です。分類の基準は材質ではなく発音の方法にあり、奏者の唇そのものが振動するのが金管、リードやエッジが振動するのが木管という違いだけで説明がつきます。