一般社団法人LFコンサート

トランペット

金管楽器で最も高い音域を受け持つ楽器です。B♭管は書かれた音より長2度低く鳴ります。

Trumpet

3本のピストンバルブで管の長さを切り替える金管楽器で、オーケストラでは輪郭のはっきりした旋律やファンファーレを受け持ちます。いちばん一般的なB♭管の記譜上の範囲は F♯3 から C6 前後(資料によっては D6 まで)で、実音は長2度低い E3 から B♭5 前後です。C管は記譜と実音が同じです。

最低音が F♯3 になるのは、3本のバルブが下げられる量の合計が6半音だからです。バルブを押さない状態で出せる倍音の隙間を、バルブで埋めていく仕組みで、これより下は、ペダル音など特殊な奏法でしか出せない領域になります。上の端は楽器の構造ではなく、奏者の唇の使い方や体力で変わる目安です。

よくある誤解

「トランペットの音域は E3 から」と書いてある資料と「F♯3 から」と書いてある資料で、数字が食い違って見えることがあります。どちらも間違いではなく、前者は実音、後者は記譜の高さです。数字を読むときは、まずどちらで書かれているかを確かめます。

詳しく読む
B♭管とC管の違いと、記譜と実音のずれ方を整理しています同じ音域のコルネットとの使い分けがわかります
関連する用語
金管楽器
奏者の唇の振動で音を作る管楽器です。分け方の基準は材質ではなく発音の方法にあります。
コルネット
トランペットと同じB♭管で、円錐部分の多い管が丸く柔らかい音色を作る金管楽器です。
移調楽器(記譜と実音)
楽譜に書く音と実際に鳴る音が一定の間隔でずれる楽器です。B♭管のトランペットは長2度低く鳴ります。
倍音(倍音列)
基音の整数倍の周波数で同時に鳴る音の列です。音色の違いや、金管楽器の音の出し分けを支えます。
ホルン
管が長く、間隔の詰まった高い次数の倍音を使う金管楽器です。隣の音に外れやすいのは構造に一因があります。
トロンボーン
スライドを伸び縮みさせて管の長さを変え、音の高さを作る金管楽器です。低音用のバルブを足した型もあります。
音域
楽器や声が出せる最低音から最高音までの範囲です。下限は構造で決まることが多く、上限は奏者で変わります。
出典
  • Wikipedia(英語)「Trumpet」(記譜 F♯3〜C6・B♭管は記譜より全音低く鳴る。実音 E3〜B♭5 はこれを全音下げた値)(2026-10-11 確認)
  • Orchestral Library「楽器の音域一覧」(orchestralibrary.com)(2026-10-11 確認)
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