一般社団法人LFコンサート

弦楽四重奏

第1・第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4人で奏でる室内楽の代表的な編成です。

ストリング・カルテット(string quartet)

弦楽四重奏は、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4人で演奏する編成、およびその編成のための曲です。この形を確立したのはハイドンとされ、「弦楽四重奏の父」と呼ばれます。ベートーヴェンは生涯に16曲の弦楽四重奏曲を書き、作品127以降の後期作品群は、彼の到達点とされています。

オーケストラの弦楽器は同じパートを束になって弾きますが、弦楽四重奏では4人がそれぞれのパートでただ一人の演奏者です。音程の甘さも音色の個性もそのまま客席に届き、誰かの後ろに隠れる場所がありません。この透明さが、弦楽四重奏の魅力であり、作曲家の力量が素のまま試される場でもあります。

よくある誤解

第1ヴァイオリンが合図を出すことが多いため、指揮者の代わりをしていると思われがちです。しかしそれは指揮者役ではなく、テンポやフレーズの終わり方は、4人がリハーサルで言葉を交わして決めています。中央に司令塔を置かず、4人の対話だけで音楽を運ぶことが、弦楽四重奏の核です。

詳しく読む
室内楽と弦楽四重奏が「小さなオーケストラ」ではない理由
別名・表記ゆれ: ストリングカルテット / 弦楽四重奏曲
関連する用語
室内楽
1パートを1人が受け持つ少人数の器楽合奏です。通常は指揮者を置かず、奏者の対話で進めます。
第1ヴァイオリン・第2ヴァイオリン
ヴァイオリン群を二つに分けたパートで、第1が主旋律を、第2が和声やリズムで支える役を担います。
ソナタ形式
第1楽章に多い曲の設計図です。提示部・展開部・再現部の順に、主題と調を動かします。
古典派
おおよそ1750〜1820年の音楽様式です。均整のとれた形式が好まれ、ソナタ形式が確立しました。
交響曲
オーケストラ全体が主役の、複数の楽章からなる大規模な曲です。多くは4つの楽章で組み立てられます。
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