一般社団法人LFコンサート

協奏曲

独奏者とオーケストラが共演する曲です。主役は独奏者で、多くは3つの楽章で書かれます。

コンチェルト(concerto)
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協奏曲と交響曲の違いを、主役の置き方から読む

協奏曲は、独奏楽器(ソリスト)とオーケストラが共演する曲です。ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲のように、独奏楽器の名を付けて呼びます。多くは3つの楽章からなり、第1楽章の終盤には、オーケストラが静まって独奏者がひとりで技巧を披露する「カデンツァ」が置かれるのが定番です。

形式は時代とともに作り替えられてきました。バロック期には、コレッリらが書いた合奏協奏曲(少人数の独奏グループとオーケストラ全体の対話)と並んで、トレッリやヴィヴァルディが、一人の独奏者を立てる独奏協奏曲の型を整えました。古典派の時代には、モーツァルトのピアノ協奏曲などで独奏協奏曲が中心になりましたが、複数の独奏者を立てる作品も書かれ続け、ベートーヴェンの三重協奏曲や、ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲が生まれました。

よくある誤解

協奏曲を「ソリストの見せ場を聴くもの」と思い込むと、いちばんの聴きどころを逃します。面白さは、独奏者とオーケストラの対話にあります。また、カデンツァは必須ではありません。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」のように、作曲家が即興を封じて楽譜に書き込んだ例もあります。

別名・表記ゆれ: コンチェルト
関連する用語
交響曲
オーケストラ全体が主役の、複数の楽章からなる大規模な曲です。多くは4つの楽章で組み立てられます。
楽章
大きな作品を構成するひとまとまりの区切りです。速さと性格を変えて並べ、時間を設計します。
バロック音楽
おおよそ1600〜1750年の音楽様式です。教会と宮廷のために書かれ、通奏低音が土台でした。
古典派
おおよそ1750〜1820年の音楽様式です。均整のとれた形式が好まれ、ソナタ形式が確立しました。
オーケストラ
弦楽器を土台に、木管・金管・打楽器が加わる大編成の合奏団で、吹奏楽との違いは弦の有無です。
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