一般社団法人LFコンサート

楽章

大きな作品を構成するひとまとまりの区切りです。速さと性格を変えて並べ、時間を設計します。

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楽章の役割と、楽章間で拍手をしない慣習交響曲の4つの楽章がなぜその順に並ぶのか

楽章は、交響曲や協奏曲、ソナタなど大きな作品を構成する、ひとまとまりの区切りです。楽章と楽章の間には短い間が置かれます。交響曲は4楽章、協奏曲は3楽章が典型ですが、曲によって数は異なります。典型的な交響曲では、第1楽章が速く、第2楽章が遅く、第3楽章が舞曲風で、第4楽章が再び速く書かれます。

速さと性格を変えて並べるのは、30分前後という長い時間を飽きさせずに運ぶためです。緊張と弛緩、重さと軽さを行き来させる、時間の設計になっています。楽章間の短い間は、奏者にとって息を整え、楽器の状態を直す時間でもあります。

よくある誤解

楽章の間で拍手をしてはいけない、という決まりがあるように思われがちですが、これは法律のような規則ではなく慣習です。19世紀ごろまでは楽章の合間に拍手や歓声が上がることも珍しくなかったとされ、全楽章が終わるまで控える現在のマナーは、のちの時代に定着したと言われます。迷ったときは、周りの様子に合わせるのが自然です。

別名・表記ゆれ: ムーブメント
関連する用語
交響曲
オーケストラ全体が主役の、複数の楽章からなる大規模な曲です。多くは4つの楽章で組み立てられます。
協奏曲
独奏者とオーケストラが共演する曲です。主役は独奏者で、多くは3つの楽章で書かれます。
ソナタ形式
第1楽章に多い曲の設計図です。提示部・展開部・再現部の順に、主題と調を動かします。
組曲
複数の小曲を束ねた曲集です。バロックの舞曲組曲と、劇音楽の抜粋組曲の二系統があります。
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