歌劇(opera)
オペラは、登場人物を演じる歌手と、オーケストラの伴奏によって進める音楽劇です。幕が上がる前の序曲や前奏曲、幕間の間奏曲など、管弦楽だけで演奏される曲も含まれます。配役は、ソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトン、バスといった声種を基準に割り振られます。
筋を運ぶのは台詞ではなく音楽です。ビゼーの「カルメン」では、前奏曲の不穏な主題が「運命の動機」として最後の場面と結びつき、聴き手に結末を予感させます。ヴェルディの「椿姫」(1853年、全3幕)は、前奏曲の旋律が第3幕の冒頭で姿を変えて再登場します。音楽が筋の先を語ることが、オペラの強みです。
よくある誤解
オペラは「台詞をすべて歌う劇」と思われがちですが、そうとは限りません。ビゼーの「カルメン」は、歌の合間に台詞を挟む「オペラ・コミック」として書かれました(作曲者の死後、台詞を歌のレチタティーヴォに置き換えた版も作られ、上演によってどちらの版かが異なります)。また、物語を知らないと楽しめないものでもなく、前奏曲や有名なアリアだけを先に聴いておくだけで、筋を追う負担は大きく減ります。
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「カルメン」全4幕のあらすじと聴きどころ「椿姫」3幕のあらすじと聴きどころ合唱の4声とオペラの声種は、何のために分けているのか別名・表記ゆれ: 歌劇
関連する用語
序曲
幕が上がる前に演奏される管弦楽曲です。のちに舞台を離れた演奏会用序曲も生まれました。
前奏曲
続く場面や曲への導入として置かれる曲です。のちに独立した小品としても書かれました。
間奏曲
幕と幕の間や場面転換をつなぐ曲です。単独で演奏される数分間の名曲も多くあります。
声種
歌い手の声を音域・声質・換声点で分けた区分です。最高音が出るかだけでは決まりません。
ソプラノ
女声でいちばん高い声種です。音域の目安は C4〜C6 で、オペラの主役に多い声です。
オーケストラ
弦楽器を土台に、木管・金管・打楽器が加わる大編成の合奏団で、吹奏楽との違いは弦の有無です。