一般社団法人LFコンサート

チューニング

演奏の前に全員の音の高さをそろえる作業です。オーケストラでは多くの場合、オーボエが出すAに合わせます。

Tuning(音合わせ)

全員の楽器の音の高さをそろえる作業です。基準にはA(イ音)を使います。国際式の音名(中央のドが C4)では A4 にあたり、国際標準は 440Hz です。ただしオーケストラでは、団体ごとに 440Hz から 444Hz 前後の幅の中で基準を決めることがあり、数値が少し違っても演奏に支障は出ません。一般的な進み方は、コンサートマスターの合図でオーボエが A を伸ばし、木管、金管、弦の順に合わせます。楽団や国によって流儀は違います。

オーボエが基準を出す理由は、音が通って大編成の中でも埋もれにくいことと、動かしにくい楽器を基準にして動かしやすい楽器が寄せると、全体が早く収束することだと説明されます。歴史的な経緯を理由に挙げる説もあり、ひとつに断定できません。調律済みのピアノが入る曲では、ピアノの音を基準にして、まずオーボエが合わせることが多くあります。

よくある誤解

「オーボエがいちばん偉い楽器だから、最初に鳴らす」という説明を聞くことがありますが、楽器の格で決まっているわけではありません。理由として挙がるのは、オーボエが古くから編成に常にいたという歴史と、音が通って聞き取りやすいことです。また、一度合わせれば最後まで保たれるわけでもありません。管楽器は息で管の中の空気が暖まると音が上ずり、弦楽器は温度や湿度で下がる方向に動くことがあるため、休憩後にもう一度チューニングをします。

詳しく読む
オーボエから始まる理由と、チューニングの進み方を扱っています
別名・表記ゆれ: 音合わせ / 基準音 / A合わせ
関連する用語
オーケストラ
弦楽器を土台に、木管・金管・打楽器が加わる大編成の合奏団で、吹奏楽との違いは弦の有無です。
オーボエ
2枚のリードを振動させて鳴らす木管楽器です。オーケストラの音合わせの基準を出します。
吹奏楽
木管・金管・打楽器を中心に編成する合奏で、弦楽器は基本的に入りません。起源は屋外の軍楽隊です。
ゲネプロ
本番と同じ条件で通す最終リハーサルで、新しい発見よりも積み上げてきた設計の最終確認が目的です。
出典
  • Wikipedia「A440 (pitch standard)」(ISO が 1955年に採用し、1975年に ISO 16 として A4=440Hz を定めたと記す)(2026-10-11 確認)
  • Wikipedia「Concert pitch」(現行の標準は A = 440Hz で、オーケストラの基準は 1987年の New York Times の調査として 440〜444Hz の幅にあると記す。多くの楽団がオーボエの音に合わせる点も記載)(2026-10-11 確認)
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