Orchestra seating / Antiphonal (divided) violins
一般的な配置は、指揮者に近い手前から順に、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器です。弦楽器は指揮者を囲む半円状に並び、奥へ行くほど一段高いひな壇に上がることが多くあります。第1・第2ヴァイオリンを指揮者の左右に分ける配置は「対向配置」と呼ばれ、古楽器奏法を重視する指揮者ほど選ぶ傾向があります。左右に分かれた弦の掛け合いを前提に書かれた楽譜があるためです。
金管や打楽器を奥に置くのは、音圧の強い楽器ほど、客席に届くまでに距離と反射を稼ぐ必要があるからだと説明されます。ホールの壁や天井で反射して弦や木管の音と混ざってから客席に届きます。弦楽器が手前に大人数で並ぶのは、1台あたりの音量が小さく、人数をそろえて広さを確保する必要があることに加えて、コンサートマスターの弓の動きを見ながら合わせる比重が大きいためです。
よくある誤解
「楽器の大きさ順」や「奥ほど音が大きいから隠している」と受け取られがちですが、考え方は逆です。奥に置くのは、音が強い楽器ほど客席に届くまでに距離と反射を稼いだほうが、全体が混ざりやすいためだと説明されます。また、この並びは世界共通の唯一の正解ではありません。ホールの響きや曲、指揮者の解釈によって細部は組み直され、第1・第2ヴァイオリンを分けるかどうかも、団体によって異なります。
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オーケストラの並びに、音響設計の理由があることを扱っています吹奏楽の配置と、ベルの向きによる届き方の違いを扱っています別名・表記ゆれ: オーケストラの配置 / 対向配置 / ひな壇
関連する用語
オーケストラ
弦楽器を土台に、木管・金管・打楽器が加わる大編成の合奏団で、吹奏楽との違いは弦の有無です。
吹奏楽
木管・金管・打楽器を中心に編成する合奏で、弦楽器は基本的に入りません。起源は屋外の軍楽隊です。
第1ヴァイオリン・第2ヴァイオリン
ヴァイオリン群を二つに分けたパートで、第1が主旋律を、第2が和声やリズムで支える役を担います。
指揮者
テンポ・入りの合図・強弱・表情をまとめ、数十人の演奏を一つの解釈へ導く、オーケストラの要の役です。