minor key
短調は、主音から数えて3番目の音(第3音)が短3度、つまり全音1つ半(半音3つ分)だけ上にある音階に基づく調です。基本の形である自然短音階では、隣り合う音の間隔が全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音の順に並びます。ハ長調の主和音ド・ミ・ソの「ミ」を半音下げると、ハ短調の主和音になります。
長調と短調では使う音の数も理屈も同じで、違いは音の間隔の並び方にあります。作曲家は短調を曲全体の気分を決める1回きりの選択としてではなく、途中で長調へ切り替える素材としても使ってきました。短調の曲を最後だけ長調の和音で閉じるピカルディの三度は、その代表例です。
よくある誤解
短調の曲は暗く悲しい曲、と決まっているわけではありません。短調には速く力強い曲も多く、反対に長調で書かれた哀切な曲もあります。調は曲の性格を決めるラベルではなく、作曲家が対比を組み立てるための素材のひとつです。
詳しく読む
長調と短調の違いと、短調から長調へ切り替える作曲の工夫ハ短調で始まりハ長調で終わるベートーヴェンの交響曲第5番別名・表記ゆれ: 短音階 / マイナー
関連する用語
長調
主音から3番目の音が長3度上にある音階で作る調です。一般に明るく聞こえるとされ、短調と対をなします。
音程
2つの音の高さの隔たりです。楽典では長3度や完全5度のように、度数と種類を組み合わせて表します。
和音
高さの違う複数の音を同時に鳴らしたものです。基本の三和音は、根音の上に3度ずつ音を重ねて作ります。