Requiem(鎮魂ミサ)
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同じ祈りの言葉から生まれた、三大レクイエムの聴き比べレクイエムは、カトリック教会で死者のために捧げるミサ(鎮魂ミサ)、またはそのミサの典礼文に作曲された音楽です。名前は、ミサの冒頭で歌われる「Requiem aeternam dona eis, Domine(主よ、彼らに永遠の安息を与えたまえ)」に由来し、requiemはラテン語で「安息」を意味します。通常のミサ曲にあるグローリア(栄光の賛歌)などの祝祭的な部分がなく、代わりに「怒りの日(Dies irae)」や「永遠の光を(Lux aeterna)」といった項目が加わります。
同じ典礼文から、作曲家ごとにまったく違う音楽が生まれました。日本では、モーツァルト、ヴェルディ、フォーレの3作が「三大レクイエム」とよく呼ばれます。また、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」のように、ラテン語の典礼文ではなくルター訳聖書のドイツ語から言葉を選んだ作品もあり、いまの「レクイエム」は、典礼を離れて演奏会で聴かれる作品も含む呼び名になっています。
よくある誤解
日本語の「鎮魂曲」という訳から、荒ぶる魂や恐れを鎮める暗い音楽だと思われがちです。しかしレクイエムが祈っているのは、魂を鎮めることではなく、永遠の安息と救いを神に願うことです。実際にフォーレのように、恐れさせず安らがせる方向へ書かれた作品もあり、暗いだけの音楽とは限りません。
別名・表記ゆれ: 鎮魂曲 / 鎮魂ミサ / 死者のためのミサ
関連する用語
ミサ曲
カトリック教会のミサの典礼文に作曲した音楽です。死者のためのミサがレクイエムです。
オペラ
歌と管弦楽で進める劇です。歌手が役を歌い、オーケストラが物語の先まで語ることもあります。
ロマン派
おおよそ1820〜1900年の音楽様式です。市民の聴衆に向けて、個人の感情を強く表現しました。
四部合唱(SATB)
ソプラノ・アルト・テノール・バスの4パートで歌う、混声合唱の基本の形です。和音を4声部で積みます。