Cello(Violoncello)
4本の弦を完全5度ずつ、低い方から C2・G2・D3・A3 に調弦する弦楽器です。ヴィオラと同じ並びで、ちょうど1オクターブ低く鳴ります。音域は通常の範囲でおよそ4オクターブにおよび、低い側を使えば和音の土台、高い弦へ移れば旋律として前に出られます。上の端は奏者と曲が決める目安です。
低い音ほど空気を大きく動かす必要があるため、胴が大きくなり、肩に載せられずエンドピンで床に立てる構えになりました。「人の声に近い」という評価は、受け持つ高さが人の歌う帯の多くと重なることが理由に挙げられますが、測定して確かめられた事実ではなく、長く語り継がれてきた言い方です。
よくある誤解
「チェロは低音を支えるだけの楽器」と思われがちですが、同じ楽器が独奏や室内楽では旋律を歌います。弦楽四重奏でも、普段は和音の底を受け持つチェロに旋律が降りてきて、上の3人が伴奏に回る場面がしばしばあります。
詳しく読む
音域の重なりから、チェロが声に近いと言われる理由を考えています別名・表記ゆれ: ヴィオロンチェロ
関連する用語
ヴィオラ
ヴァイオリンより完全5度低い調弦で、和音の中身を受け持つ弦楽器です。アルト記号で書かれます。
コントラバス
弦楽器で最も低い音域を受け持つ楽器です。他の弦楽器と違い、4度ずつで調弦します。
ヴァイオリン
弦楽器の中で最も高い音域を受け持つ楽器です。オーケストラでは第1と第2に分かれ、最も人数が多くなります。
弦楽器
張った弦の振動で音を作る楽器です。オーケストラではヴァイオリンからコントラバスまでの4種を指します。
弦楽四重奏
第1・第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4人で奏でる室内楽の代表的な編成です。
声種
歌い手の声を音域・声質・換声点で分けた区分です。最高音が出るかだけでは決まりません。
出典
- Wikipedia(英語)「Cello」(2026-10-11 確認)
- Orchestral Library「楽器の音域一覧」(orchestralibrary.com)(2026-10-11 確認)