一般社団法人LFコンサート

コロラトゥーラ

速い音符や装飾を正確に動かす歌唱の技巧です。それを得意とするソプラノの型の呼び名にも使われます。

coloratura(イタリア語で「彩り」)

コロラトゥーラは、細かい音符や装飾を素早く正確に動かす歌い方の技巧を指す言葉です。そこから転じて、この技巧を得意とするソプラノの型、すなわちコロラトゥーラ・ソプラノの呼び名としても使われます。軽い声のリリック・コロラトゥーラと、力強いドラマティック・コロラトゥーラがあり、モーツァルト「魔笛」の夜の女王は後者の代表例です。

ソプラノは声の重さや得意な動きによって、スーブレット、リリコ、スピント、ドラマティコ、コロラトゥーラなどの型に分けられます。その中でコロラトゥーラは、高音域の上限を最も押し上げる型だと一般にいわれます。技巧を見せ場にした18〜19世紀のアリアが多く、役の側がこの声を必要としているためです。

よくある誤解

「コロラトゥーラはソプラノより高い別の声種」と見られがちですが、ソプラノの中の型の一つです。さらに厳密には、コロラトゥーラは技巧を指す言葉で、特定の声種に限られません。ソプラノの型として使うときも、歌手ごとの声域には差があり、型が同じでも出せる高さは異なります。

詳しく読む
ソプラノの4つの型とコロラトゥーラの位置づけを読む
別名・表記ゆれ: コロラチュラ / コロラトゥーラ・ソプラノ
関連する用語
ソプラノ
女声でいちばん高い声種です。音域の目安は C4〜C6 で、オペラの主役に多い声です。
カウンターテナー
裏声(ファルセット)を鍛えて女声の高さで歌う男声です。メゾソプラノやアルトに近い声域です。
声種
歌い手の声を音域・声質・換声点で分けた区分です。最高音が出るかだけでは決まりません。
出典
  • Wikipedia「Coloratura」(装飾的な技巧を指し、特定の声種に限られないことを確認)(2026-10-11 確認)
  • Wikipedia「Coloratura soprano」(軽いリリック型と重いドラマティック型に分かれ、夜の女王は後者の役に挙がる)(2026-10-11 確認)
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