一般社団法人LFコンサート

カウンターテナー

裏声(ファルセット)を鍛えて女声の高さで歌う男声です。メゾソプラノやアルトに近い声域です。

countertenor

カウンターテナーは、成人男性が裏声(ファルセット)を主体に鍛え、女声の音域で歌う声種です。地声ではテノールやバリトンの音域を持つ男性が、裏声を伸ばして歌います。多くはメゾソプラノやアルトに近い音域を歌い、ソプラノの音域まで伸ばせる歌手は「ソプラニスト」と呼ばれることがあります。

今の演奏会で聴く機会が多いのは、17〜18世紀のオペラ、とくにヘンデルの作品に、去勢歌手(カストラート)のために書かれた役が多く残っているためです。現代ではカストラートを育成しないので、その音域をカウンターテナーが引き継いでいます。20世紀にはブリテンが「真夏の夜の夢」のオベロンを、この声種のために書きました。

よくある誤解

「ソプラノより高い声」と受け取られることがありますが、本質は高さではありません。女声の音域を、男声の声帯とファルセットの技術で歌っているという、ソプラノとは別の軸の声種です。多くのカウンターテナーが歌うのは、ソプラノより低いメゾソプラノやアルトに近い音域です。

詳しく読む
ソプラノより高い声はあるのか、カウンターテナーを含めて考える
別名・表記ゆれ: カウンター・テナー
関連する用語
ソプラノ
女声でいちばん高い声種です。音域の目安は C4〜C6 で、オペラの主役に多い声です。
アルト
女声でいちばん低い声種です。合唱では女声の低いパートを指し、音域の目安は F3〜F5 です。
テノール
裏声(ファルセット)を使わずに歌う男声でいちばん高い声種です。音域の目安は C3〜C5 です。
声種
歌い手の声を音域・声質・換声点で分けた区分です。最高音が出るかだけでは決まりません。
出典
  • Wikipedia「Voice type」(カウンターテナーは主に裏声で歌う男声として分類)(2026-10-11 確認)
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