2026年3月20日(金・祝)、福岡市民ホール 小ホールにて、
「テューバ・てゅーば・Tuba!」
を開催いたしました。
会場へお越しくださった皆さま、アーカイブ配信をご覧くださった皆さま、そして公演開催にあたり応援・ご協力くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
今回のテーマは、
「テューバ好きの、テューバ好きによる、テューバ好きのためのコンサート!」
普段はオーケストラや吹奏楽の低音を支える「縁の下の力持ち」として活躍するテューバが、この日ばかりは主役となり、最大5本のテューバによる重厚で華やかなアンサンブルをお届けしました。
5本のテューバが福岡に集結
出演したのは、
宮原佑樹
弓削隆裕
安原由樹
大場日香里
小畑清佳
の5名のテューバ奏者です。
さらに、小林悠真がナビゲーターを務め、楽器や作品についての解説を交えながら公演を進行しました。
同じテューバであっても、楽器の種類や奏者によって音色や役割はさまざまです。
柔らかく包み込むような響きから、身体に直接伝わってくるような迫力のある低音、軽やかで細かな動き、高音域の伸びやかな旋律まで、テューバが持つ幅広い表現力をご紹介しました。
第一部「古今東西」
第一部では、時代やジャンルを越えた名曲をテューバアンサンブルでお届けしました。
武満徹作曲《小さな空》では、テューバの温かく優しい音色を生かした、歌うようなアンサンブルをお楽しみいただきました。
続いて演奏した中村八大作曲《上を向いて歩こう》は、世代を越えて親しまれている一曲です。よく知られた旋律がテューバの豊かな響きによって奏でられ、会場は温かな雰囲気に包まれました。
J.S.バッハの《ゴルトベルク変奏曲》では、バロック音楽の緻密な音の重なりを表現。大きな楽器であるテューバが、細やかな音の動きを軽やかに奏でる意外性も聴きどころとなりました。
第一部の最後には、吹奏楽の人気作品として知られる酒井格作曲《たなばた》を演奏しました。
木管楽器や金管楽器のさまざまな音色によって演奏される作品をテューバだけで表現し、低音の迫力はもちろん、高音域や細かな連符まで、テューバの可能性を存分に感じていただきました。
第二部「テューバの沼」
第二部は、テューバ奏者・作曲家として知られるジョン・スティーヴンスの作品を中心に構成しました。
《Power》
《Moondance》
《Suite for Two》
《MANHATTAN SUITE》
という、テューバの魅力を深く味わうことのできるプログラムです。
テューバのために書かれた作品だからこそ感じられる、力強さ、疾走感、温かさ、繊細さ。
奏者同士の息の合った掛け合いや、低音が幾重にも重なるハーモニーによって、第一部とはまた異なる、より専門的で奥深いテューバの世界をお届けしました。
ナビゲーターによる作品や楽器の解説も交え、テューバを演奏している方だけでなく、テューバの演奏会を初めて聴く方にも楽しんでいただける構成となりました。
多くの方にとって初めての「テューバが主役の演奏会」
公演後には、92名の皆さまからアンケートへのご回答をいただきました。
回答者のうち約79%の方が、「テューバが主役の演奏会を鑑賞するのは今回が初めて」と回答されました。
いつもはアンサンブルの低音を担当することが多いテューバですが、今回の公演を通して、メロディーを歌い、軽やかに動き、さまざまな表情を見せる楽器であることを、多くの皆さまに知っていただく機会となりました。
また、第一部「古今東西」は約98%、第二部「テューバの沼」は約96%の方から「とても良かった」「良かった」との評価をいただきました。
自由記述でも、
「テューバの見方、聴き方が変わりました」
「こんなにテューバを全身に感じることができたのは初めてでした」
「重厚感や華やかさだけでなく、軽やかさや疾走感もあり、多彩な表現に圧倒されました」
など、テューバの音色や可能性、演奏の迫力を評価する温かいご感想を多数お寄せいただきました。
テューバを演奏する子どもたちにも
会場には、吹奏楽部でテューバを演奏している学生の皆さまや、テューバを演奏するお子さまと一緒にご来場くださったご家族の姿もありました。
アンケートには、
「プロの演奏を聴いて勉強になりました」
「テューバのいろいろな音を聴き、ますます合奏が楽しみになりました」
「こんなに高い音が出ることを初めて知りました」
といった声も寄せられました。
第一線で活動する奏者の音を間近で聴く体験が、現在テューバを演奏している方や、これから音楽に取り組む子どもたちにとって、新しい発見や今後の励みとなりましたら幸いです。
ご来場ありがとうございました
ご来場・ご視聴くださった皆さま、公演開催にあたりご協力くださった関係者の皆さま、そして素晴らしい演奏を届けてくださった出演者の皆さまに、改めて心より感謝申し上げます。
今回の公演を通して、テューバの豊かな音色や幅広い表現力、アンサンブルの奥深さを、多くの皆さまに感じていただけたことを大変うれしく思います。
一般社団法人LFコンサートでは、これからも一つ一つの楽器や作品が持つ魅力に光を当て、クラシック音楽を初めて聴く方から音楽ファンの方まで、幅広い皆さまに楽しんでいただける公演を企画してまいります。
今後の公演にも、ぜひご期待ください。
公演概要
公演名:テューバ・てゅーば・Tuba!
開催日:2026年3月20日(金・祝)
会場:福岡市民ホール 小ホール
出演:
宮原佑樹(テューバ)
弓削隆裕(テューバ)
安原由樹(テューバ)
大場日香里(テューバ)
小畑清佳(テューバ)
小林悠真(ナビゲーター)
プログラム:
【第一部】
武満徹/小さな空
中村八大/上を向いて歩こう
J.S.バッハ/ゴルトベルク変奏曲
酒井格/たなばた
【第二部】
J.スティーヴンス/Power
J.スティーヴンス/Moondance
J.スティーヴンス/Suite for Two
J.スティーヴンス/MANHATTAN SUITE
主催:一般社団法人LFコンサート